また余韻に浸りたくなる、素敵な作品に出会いました。
前々から、本屋さんでよく見かけていたこの本をようやく手に取り、無性に読みたい衝動に駆られ、他の本を見るでもなく、この本だけを片手にカフェに突入致しました。
だいたいのあらすじ・・・
一流企業ではないが、印刷会社に就職した主人公青山隆だが、入社して数ヶ月で、ココロもカラダもボロボロだった。
ある日の会社帰り、無意識にホームから線路へ飛び込もうとしていたところ、「ヤマモト」という男に助けられる。
小学校の同級生だったと言うヤマモトに、半ば無理やり居酒屋へ連れて行かるも、いつの間にか心を開き、毎週会うほどの仲になっていった。
小学校からの友人である、岩井と連絡を取り、ヤマモトについて尋ねるも、確かにヤマモトは存在していた。
しかし後日、岩井から電話が入り出てみると、小学校の同級生のヤマモトケンイチは現在ニューヨークで舞台関係の仕事をしていることがわかった。
不可解に思った隆は、ヤマモトを居酒屋へ呼び出し、本当は同級生というのは嘘だろ?と単刀直入に切り出す。
すると、ヤマモトはいとも簡単に「あっ、ばれた?」と返事をした。
それから問い詰めていくと、実際に昔話などしていると自分の勘違いだったことに気づいたが、今更言い出しづらかったと述べた。
更に、名前もヤマモトケンイチではなく、免許書まで見せてもらい、「山本純」だということが判明した。
だが、あまりにも良くしてくれる山本が気になり、ネットで彼について調べてみると、三年前に自殺した記事が次々に現れた・・・。
そんな中、会社での失敗があり、一気に精神状態が不安定になり、次第に自殺を考える。
ラクになりたいと、休日会社の屋上から飛び降りようとするも、突如ヤマモトが現れる。
あの記事を発見して以来、ヤマモトのコトを幽霊なんじゃないかと疑ってきた隆。
そんなヤマモトに引き止められ、「人生は何のためにあると思う?」と問いただされ、考え込んだ。
それから、隆の心情はヤマモトの言葉で変化していく・・・。
心に残ったところ
隆が会社の屋上から飛び降りようとした時に、ヤマモトが隆に諭すように話した内容が一番ココロに残った。
「人生は何のためにあるのか?」の問いに隆は中途半端な答えを出す中、ヤマモトが「半分はお前のためと、あとの半分は、お前を大切に思ってくれている人のためにある」というヤマモトの言葉が印象的でした。
隆が、両親への感謝が芽生えていくシーン。
その後、両親へ電話をかけ、息子を想う両親の優しさ溢れる言葉たち・・・。
そこでハッとした隆の心情の変化に感動しました。
この本を通じて学んだこと
たくさんのことを再確認できた一冊でした。
命の大切さ、両親への感謝の気持ち、見栄やプライドより、大切な人たちと幸せだと感じて生きていくこと、自分を大切にすること。
生きていく上で、大切な要素がギュッと詰まったメッセージ性の高いストーリーでした。
いい大学を出て、いい会社で働くことが幸せというのは、神話の世界の話のようです。
そんな定義を植えつけられたのはなぜなのだろう。
“幸せ”は形じゃなくて、自分の心が決めることですね。
私は、高卒で就活もロクにしたことないけど、とても幸せです。
是非読んでみてください♪
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