加藤シゲアキ著 小説「閃光スクランブル」読みました

加藤くんの2作目の「閃光スクランブル」は、処女作ピンクとグレーと同様におもしろかった。
さすが、芸能人が芸能人をテーマにして描くと面白いですね。
あとがきにて、登場する亜希子は自分の内面を投影したとありました。波乱万丈のグループNEWSのメンバーである加藤くんの精神面が少し垣間見える作品かもしれません。
ぜひ気になっている方は読んで欲しい作品です。

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だいたいのあらすじ・・・

不慮の事故で最愛の妻を亡くしているゴシップカメラマンの巧は、5人組人気アイドルグループMORSEのメンバー亜希子と大物俳優の不倫のスクープを狙っていた。


巧は亜希子を尾行し張り込み中に事件に巻き込まれる。その事件をきっかけに突如出会った巧と亜希子は思いがけない逃避行がはじまる。SNSで目撃情報が何度もアップされながらも、逃避行を続けていく。


逃走の末、2人が導き出した答えとは・・・。

心に残ったところ

亜希子がセンターから外される場面がものすごく切なかった。。。
一番人気のメンバーミズミンが脱退し、新メンバーリリィがセンターを務めることになり、そのことが発表された直後の、亜希子の心境の描かれ方がとてもリアルだった。
言うまいと思っていた「なんで私じゃないの?」という言葉が、気づいたら溢れ出ていて、プライドや羞恥心に劣等感が渦巻くさまが人間味があってよかったなと思いました。


そして、一番好きな文章の表現が・・・
「欲望とはヒビの入ったグラスだ。満たそうとして注いでも、永遠に裂け目から漏れ続ける。決して満たされることはない。」というところでした。
ものすごく納得したし、満たされないからこそ、“人間”という活動ができるのかもしれない。
満たされないように人はできているのですね。
満足したら、そこで終わってしまうから。

是非読んでみてください♪

電子書籍はまだみたいでした・・・。

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